2008年12月14日日曜日

地球人の親友

中学2年生になった頃、地球人に、生涯の友と呼べる親友ができた。彼の家は学校からオタワ寄りに30分ほど行ったところにあり、オンタリオ州にあった。彼は完全にフランス系の青年で、ちょっとベートーベンに似ている。地球人が初めて私に彼を紹介してくれたのは、学校の裏のスキー場に、地球人の滑りを見学に行ったときのことだった。

彼も一緒に滑りに来ていて、ロッジの中で眺めていた私の元に地球人と一緒にやって来て、初対面の挨拶をした。笑顔のとても綺麗な、感じのよい青年で、おやつを一緒につまみながら、少しお喋りした。(勿論英語で)

その後、地球人と彼の仲は益々深まり、その年の夏休みに、彼は日本の家にやって来た。彼は日本語にも日本料理にも日本の生活習慣にも大いに興味を持っていて、我が家の皆と仲良くなった。

地球人も、大好きな彼の訪日に、毎日が楽しくて楽しくて、一緒にあちこち出かけていた。彼は、梅干も納豆も味噌汁も大好きで、和食が大のお気に入り。日本での生活は、言葉以外、全く問題なかった。

スポーツは、テニスがとても上手で町の代表選手だったが、勿論、カナダの子供として、スケートも楽しめ、よく地球人とホッケーの練習もしていた。地球人のブログのスライド写真に、確かホッケー姿の彼が出ていたような気がする。

地球人もよく彼のご両親の家にお邪魔して、本当に可愛がってもらった。地球人には、その後もたくさんの友達ができたが、続けて付き合っている友達としては、彼が一番長いと思う。

二人は、よき友であり、よきライバルであり、お互いに刺激しつつ、色々なことに挑戦していった。彼が居なかったら、地球人が真剣にスペイン語習得に興味を持ったかどうかわからない。

この親友は、若い時に多言語と異文化を吸収したいと願い、高校を卒業と同時にエクアドルに一年、語学留学した。エクアドルの公用語はスペイン語で、地球人は彼に会いにいって、3週間ほど、エクアドルに滞在した時、すっかりスペイン語に魅了され、大学2年の夏にスペインとドイツに短期語学留学した。

勿論スペインの大学では、スペイン語を、ドイツの大学ではドイツ語を学ぶ為だ。私は勿論大賛成で、送り出した。これは当時、地球人が勉強していた大学の交換留学制度に参加したもので、スペインの大学とドイツの大学で取得した単位は、そのまま、カナダの大学の公認単位として、数えられた。

親友の彼は、エクアドルから戻ると、やはり、地球人とともに学びたくて、同じ大学をめざし勉強しなおした。1年遅れで同じ大学にパスし、それからはモントリオールで、地球人と同じアパートをいつもシェアし、付き合いはいまだに続いている。

地球人の大学卒業後、一時完全に勉強を離れ、音楽中心に「夏休み半年充電期間」を一緒に我が家で過ごしたのも、彼ともう一人の友人だった。 二人で青春時代の喜びも、悩みも、苦しみも、シェアしてきたといえるだろう。

そして、「夏休み最後の湖畔コンサート」のメンバーとして、彼はギターで参加した。これも地球人の忘れられぬ思い出の一ページだろう。

私は、子供に親の世界を押し付けるより、親が子供の世界に下りてゆく方が、とても楽しいと感じる。たとえば、アイスホッケーも、地球人に紹介されて、初めてこんなスポーツがあるんだと知ったほど、その面白さも含めて、未知の世界だった。

そして、すくなくとも地球人の周りの友達は、本当に色々な事が楽しめる多才な人が多かった。勉強ばかりの偏った教育があまり好きではなく、バランスのよい育成を心がけていた私は、地球人の周りの友人を見て、大いに安心した。

「地球人の音楽教育」のところで出てきた、「キーボードを楽しんでいた友人」というのが彼で、ピアノ、ギター、ドラム、ビリヤード、ホッケー、スキー、ゴルフなど、彼と遊び、彼と競って楽しめることが多い地球人はラッキーだ。

いまだに地球人がカナダに戻ると、彼は必ずギターを抱えてやってくる。飲むと大声で歌を歌い、クラシックギターの腕前も、会うたびに上達しているように感じる。

子供の時から、地球人の友人と一緒に楽しみながら会話すると、何だか私にも新しい世界が開ける気がする。これも私が、子育ての中で、いつも心がけていた楽しみ方のひとつだ。我が家には、地球人が旅行するたびに世界中から買ってきた、お土産の、名も知らぬ楽器が多い。

又、地球人が我が家に戻り、この親友がギターを抱えてやって来て、将来2人の子供達も色々な楽器で仲間に加わり、音楽を楽しめる日が来たら、どんなに賑やかで楽しい事だろうと、今から想像している

ちなみに、この親友は、その後もスペイン語を常用し、数年前に南米出身の女性と結婚した。そして、女の子の双子のベビーがうまれた。すでに1才8ヶ月の可愛い盛りで、とても幸せそうだ。

地球人はその中の一人のゴッドファーザーとなっている。さてさて、地球人が本物のファーザーになるのは???その日を待ちかねる、今日この頃のテツママであるが、、、、。あ~~あ!!でも花嫁探しが先か!!残念!!

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