2008年12月24日水曜日

スペイン語強化と多言語維持の努力

地球人がオタワで、科学を専門的に学び始めたころ、中学2年生から、始終行動をともにしていた親友は、エクアドルに、一年間の語学留学に向かっていった。地球人はとても淋しがり、クリスマス休暇を利用して、この親友に会いに行ってもよいかどうか、私に許可を求めた。

勿論、少しでも、若いうちに世界を広げておくことには大賛成だった私は、問題なくOKした。自分で生活費をやり繰りして、航空券を買い、地球人は親友の元に出かけていった。

彼のことは地球人の親友のところで詳しく述べたが、今回は、地球人のスペイン語への興味と、多言語の維持強化への努力を中心に、書いてみたい。

その親友の学ぶエクアドルを訪れ、地球人は、すっかり、スペイン語に魅了されて、真剣に習得することを決意した。滞在中、積極的に、スペイン語を使っているうちに、文法や発音など、かなりフランス語と似通っているスペイン語を、自分の常用語のひとつに加えたくなってきたのだ。

たしかに、ケベックのフランス語系の大学には、メキシコや、中南米からの留学生が凄く多い。多分、耳慣れるのが、早いのだろう。

早速、強化の為、スペイン語のテープやビデオ、辞書などを買い込んで、カナダに戻ったあとも独学で、スペイン語を勉強し続けた。こうして、新しい言葉に対する興味も、圧倒的に強い地球人の耳は、発音もかなり正確にとらえることができた。 ちなみに、このエクアドル旅行中には、Quito, Cuenca, Riobamba, Banos, などを訪れたそうだ。

その後地球人は、1994年の夏、大学2年生の時、大学の交換留学制度を使い、正式に、スペインの大学とドイツの大学に短期語学留学し、戻ってからも、ケベック市の大学院で、メキシコや、中南米の学生と、積極的に交わり、スペイン語を常用し続けていった。

今の地球人に、もし、語学的に成功できた原因をさぐるとすれば、私が子供時代から習慣づけた、言葉は環境、導入、常用、固定というプロセスを繰り返すことにより、強固なものになってゆくことを、自分でもよく理解していて、成人以後も、弛まず常用し続けていることが、最大の勝因だろう。

ちなみに、2003年から現在まで、日本に滞在中だが、地球人はスペイン語スピーキングクラブのメンバーとして、度々スペイン語を使っているし、フランス語も、多くのケベック人の友人と、使い続けている。

北京語も、幸い研究室にいた中国からの留学生と、ずっと使い続けることができたし、日本語に至っては、日本語検定試験などにも参加しつつ、自分の実力を冷静に判断し、足りないところを補足しながら、未だに勉強し続けている。

そして、スポーツの世界大会などでは、ボランティアーとして、大会の通訳を引き受け、実践の場も設けている。ちなみに数年前の空手大会では、五ヶ国語の同時通訳として、少しは大会参加者のお役に立てたそうだ。

よく私が言うように、言葉は慣れだから、多言語習得は、幼少時から訓練する気さえあれば、どんな子供にも訓練はできる。子供の耳には本当に無限の可能性があるのだから、、、、、。勿論、習得の速さや語彙量には多少の差が出るとしても、、、、、。そして、バランスよく常用環境を設定してやれば、かなりのレベルまで、誘導はできる。

しかし、習得した多言語を、維持強化し続け、固定してゆくには、常用環境を作り続ける、本人の強い意志も不可欠で、親という立場を離れ、客観的にみても、常に言葉の常用環境を求め、多言語維持強化の努力を怠らなかった、地球人の行動力を、高く評価しなければならない。

そして、何より、「好きこそものの上手なれ!!」という言葉どおり、地球人自身が、多言語を習得することが好きだったからこそ、ここまで、歩んでこられたのであろう。

「没頭できる何か」を持っている人は幸せだ。地球人がいつまでも、未知の領域、未知の世界、未知の文化への興味を忘れず、一生、何かに没頭できる人であってほしいと、親として、改めて心から願う。

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